重症筋無力症(MG)とは
重症筋無力症(MG)は、運動神経から筋肉への指令が正常に伝わらず、筋肉に力が入らなくなったり、疲れやすくなったりする病気で、国の指定難病とされています。
MGの原因は?
MG患者さんの多くでは、神経の末端から筋肉に信号を伝えるアセチルコリン(ACh)の受け皿であるACh受容体を攻撃する自己抗体(病原性IgG)がつくられます。この自己抗体により、神経から筋肉への情報が伝わりにくくなり、筋力低下や疲れやすいといった症状が現れます。
- 日本神経学会監修: 重症筋無力症/ランバート・イートン筋無力症候群診療ガイドライン2022, 南江堂, 2022