重症筋無力症(MG)について
症状を記録しましょう
監修: 総合花巻病院 脳神経内科 部長 長根百合子 先生
自身の症状を記録しましょう
MGは一日の中で、あるいは日によって症状の程度が変化します。患者さんご自身が日々の症状を記録し、担当医師と共有することが適切な治療につながります。
MG患者さんの症状を把握するための指標として、MG-ADLスケールがよく使われています1,2)。MG-ADLスケールは8つの項目を0~3点で評価して、合計点数が高いほど重症となります。
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MGについて知っていただきたい情報をまとめた冊子「重症筋無力症ってどんな病気?」の巻末には、MG-ADLスケールを記録する「スコアノート」をご用意しています。
ご自身の症状の記録や担当医師との共有にご活用ください。
スコアノートの使い方
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スコアノートには、MG-ADLスケールのスコアの他に、ご自身の目標や日常の予定・できごとをご記入いただけます。
また、日々のMG-ADLスコアを巻末のカレンダーに記録し、ご自身の症状の変動を確認しましょう。
記入した内容について受診時に担当医師とお話ししていただき、MGとの上手な付き合い方をご相談ください。
- 1)Wolfe GI, et al. Neurology. 1999;52:1487-1489.
- 2)日本神経学会監修: 重症筋無力症/ランバート・イートン筋無力症候群診療ガイドライン2022, 南江堂, 2022
